湖南三山は湖南市にある天台宗の古刹三ケ寺の総称で、歴史的建造物と紅葉の名所です。
教林坊は近江八幡市安土にある605年に聖徳太子によって創建されました。庭園と紅葉が見事です。
湖南三山(長寿寺・常楽寺・善水寺)と教林坊へ 2019.11.29
長寿寺
長寿寺は奈良時代、良弁僧正によって建立されました。
国宝の本堂。重要文化財の弁天堂や仏像が残されています。
三重塔は織田信長が居城である安土城へ移築し、現在は總見寺に重要文化財として現存しています。
紅葉めぐりの期間中で寺の前の広場では地元の人たちが特産物の販売や食事の提供をされていました。お腹いっぱい食べ、鮒ずし等を買って帰りました。あの鮒ずし安くておいしかったなぁ。
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長寿寺 山門 | 参道に楽しいディスプレイが数々。 タヌキの夫婦が火鉢で魚を焼きながらチョット一杯。 | モミジの木の下に鶏の置物 |
常楽寺
創建の時期については定かではないようですが、奈良時代に良弁僧正によって創建されたと言われています。
国宝の荘厳たる本堂、同じく国宝の立派な三重塔を有します。もみじ、ドウダンツツジの紅葉が美しかったです。
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本堂 | 散策路で三重塔へ |
善水寺
奈良時代中期に国家鎮護の道場として建立されました。平安時代の初め最澄が入山。
桓武(かんむ)天皇が病気になり、最澄が法力によって霊水を献上したところたちどころに回復したことから現在の寺名に改められました。
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本堂 | 善水元水 - 桓武天皇の病を治したとされる水。 | 境内の紅葉 |
教林坊
【教林坊HPより】推古13(605)年に聖徳太子によって創建されました。寺名の『教林』とは太子が林の中で教えを説かれたことに由来し、境内には「太子の説法岩」と呼ばれる大きな岩とご本尊を祀る霊窟が残され、『石の寺』と呼ばれています。
江戸時代前期の茅葺き書院は里坊建築の古様式を伝える貴重な指定文化財です。また書院西面の名勝庭園は小堀遠州作と伝えられています。
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表門のもみじ | 本堂のガラスに映るもみじ |
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書院に面した庭 | 悠久の歳月を経た苔むしった石の庭 |
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巨石の庭と落葉 | 経堂と緑の鮮やかな竹林 |