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近江の歴史探訪

イエロ-スト-ン/グランドティトン


グランドサークル


ヨセミテ国立公園


ヨセミテ再訪・パノラマ街道395号線

2012年6月末に娘と2人でサンフランシスコからヨセミテへツアーバスで行きました。14時頃、明日の集合場所でもあるヨセミテロッジ前に到着。「明日の14時までご自由に」という感じで降ろされました。少しはガイドブックを見たりしてきましたが、いざ具体的にとなると1泊2日の滞在で広いヨセミテを効率的に過ごすのはと迷っていると、ガイドを終えたマサさんに偶然お会いしました。行きたいところの希望を伝えると全て叶えた感動の素晴らしいプランを提示していただき、案内をお願いしました。
 今回はヨセミテは広くてまだ行きたい所がいっぱいあるのと出来れば迫力ある滝を見たくて、グランドサークル・イエローストーンも一緒だった友人を誘って、またマサさん・玉緒さんに案内をお願いしました。


最初の計画
1日目 関空~サンフランシスコ空港~サンフランシスコ~エルポータル Yosemite View Lodge(宿泊)
2日目 Yosemite View Lodge~終日ヨセミテ~Yosemite View Lodge(宿泊)
3日目 Yosemite View Lodge~ヨセミテ~ソノラパス~ゴーストタウンボディ~マンモスレイク The Village at Mammoth Lakes(宿泊)
4日目 The Village at Mammoth Lakes~マンモス山~モノ湖~マンザナール日系収容所跡~The Village at Mammoth Lakes(宿泊)
5日目 The Village at Mammoth Lakes~タイオガパス~ソノラパス~サンフランシスコ Best Western Plus Grosvenor SFO(宿泊)
6日目 帰国

サンフランシスコ~ヨセミテ 6月18日

サンフランシスコ空港には定刻より30分早く到着。ところがゲートに入れなくて機内で待機1時間40分。
入国審査では英語がよく(ほとんど)解らない私はややこしいことを聞かれたらどうしょうと思ってましたが、優しく、親切な審査官の方が「右手4本」など日本語で対応していただきラッキーでした。
出口のところでイエローストーンでお世話になってから2年ぶりにマサさん・玉緒さんにお会いできました。
サンフランシスコを観光して、Whole Foods Marketで食料品を買って2泊するElPortalのYosemite View Lodgeへ。

サンフランシスコ オークランドベイブリッジを渡ってヨセミテへ アメリカ最大の農業州のカリフォルニア
広大な農地に綺麗に植えられているアーモンド畑

ヨセミテ 6月19、20日

今年のヨセミテ
降雪量が多くて、昨年の2倍、一昨年の25倍とか。

雪解けで轟音をたて流れるマーセド川
ホテルのすぐ下を流れていて、ベランダで川を眺めてモーニングと思いましたが、とてもそのような雰囲気ではありませんでした。
6/13に崖くずれが発生し、昨日(6/17)に通行止めが解除。
Arch Rock Entrance
ここから入園
アーチロック
入口からすぐの岩でできた自然のトンネル
公園入口近くにあるカスケード滝
落差152m
入園してすぐ目にした大きな岩 Fern Spring
ヨセミテ山中にしみ込んだ雪解け水が、 地上へと湧きだした泉。口に含むと美味しい。
ブライダルベール滝 落差189m
水量たっぷり。物凄い迫力。ミストじゃなく水しぶき。レインコート着用でシャワーを浴びながら近くまで。
ブライダルベール滝からの水で激流のブライダル川。マーセド川へ流れる。

トンネルビューとグレッシャーポイント

トンネルビュー グレイシャーポイントは花崗岩でできた標高2,199メートルの断崖で、ヨセミテバレーを望む展望地です。
ハーフドームが目の前に。
グレッシャーポイントから
上流はネバダ滝。下流はバーナル滝。
ハイシェラの眺望
グレッシャーポイントからヨセミテ滝の全景が見えるポイント
落差739m アッパー滝(落差436m) カスケード滝(206m) ロウアー滝(97m)に分かれています。
ハーフドームの頂上に小さく多くの人影らしきものが見えました。
大変な思いをして登ってきて、今感動を味わっておられることでしょう。
Over Hanging Rock
以前この突き出た岩の上に立っている人の写真を見たことがありますが、今は立ち入り禁止です。

ヨセミテバレー

ヨセミテ滝全景 ヨセミテ滝アッパー
バレーから見たブライダルベール滝 エルキャピタンの横に見える細い滝が リボン滝
落差490m。通常6月上旬には干上がるが、今年は水量が多く、まだ見ることができました。
The Majestic Yosemite Hotel(アワニーホテル)
超一流の老舗ホテル。ここのレストランでランチをとりました。
アワニーホテルから、今行ってきたグレッシャーポイントが見えます。グレッシャーポイントからホテルがよく見えましたから当たり前か。
アワニーホテルのロビーに装飾されているネイティブアメリカンが制作したバスケット(他にタペストリーも)
価格は超お高いとか。
カラフルなステンドグラスの大窓

2012年に来た時に泊まった懐かしい「ヨセミテ ロッジ(現ヨセミテバレーロッジ)」を再訪。
ここのフロントデスク前で5年前マサさん・玉緒さんと偶然お会いしました。




左はここから出ているトラムに乗ってヨセミテバレーを回る「バレーフロアーツアー」
エル・キャピタン
垂直にそびえる一枚岩
花崗岩としては世界最大で、谷底からの高さは1095m。
エル・キャピタンはロッククライマーの憧れで、途中の岩壁の平らなところで眠りながら数日をかけて頂上を目指します。
ぼんやりですが3,4人のクライマーが休んでるのが見えました。
マーセド川にかかる木製の スゥインギング橋からの絶景
川の水量が多くて映り込みが綺麗。
通常、橋のたもとのマーセド川両岸はピクニックエリアになっていて夏は水遊びができるようですが今年は大きな池のようです。
センチネル橋
前回来たときは橋からマーセド川でラフティングをしている人をたくさん見ました。その時は川の水が少なくゴムボートを人力で押しながら。
ところが今年は橋ぎりぎりまで水位があり勿論ラフティング禁止です。2012年のヨセミテ

Big Oak Flat Entranceからソノラパスに向かいます。

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ヨセミテ~ソノラパス 6月20日

シェラネバダ山脈を越えてパノラマ街道(国道395号線)へはタイオガパスを通る予定でしたが、タイオガロードの除雪が完了していないためClosed中。数日前にWinter closedを解除したソノラパスに回りました。マサさんはどんな場合にも対応をされ、今回もこんな事がなければ通ることのなかったソノラパスや行ってみたいと思っていたボディを訪れることができました。
お二人はガイド経験が豊富で、更に知識を深めておられ、常に旅行者が満足できる旅をと心がけておられます。

人口600人の小さな町グローブランド ドンペトロレイク
以前通った時はボートハウスが多く浮かんでいて一寸興味深かったけれど今日は見つかりません。
ソノラパスからのシェラネバダ ソノラパス付近の景色
ソノラパスからの眺望 ソノラパス 標高2935m
シェラネバダ山脈で2番目に高い道路(Hight way 108)
1番目はタイオガパス(3030m)
カーブの多い道路ですがマサさんの運転は上手いので余り感じませんでした。
雪原の下の雪解け水で激流の川 ソノラパスから365号線への途中にある「TOIYABE National Forest」のビューポイントから見えるLeavitt Falls
通行したときは雪解け水で道路が冠水ってほどではありませんが徐行運転実施中でした。 マウンテン・ウォーフェア・トレーニング・センター (MWTC)軍事基地

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州立歴史公園 ゴーストタウン ボディ

19世紀後半 ゴールドダッシュで栄えた町で全盛期には10,000人近い人が住んでいましたが、20世紀に入り金が掘りつくされたのと大火もありゴーストタウン化しました。今は200程の建物が保存されているスケールの大きな廃墟の町です。
住宅、学校、ホテル、教会、消防署、工場などが当時のまま残され、内部も窓越しに見られるところもあり、西部劇の世界へタイムスリップしたようで当時の町の様子や生活に思いを馳せました。
国定歴史建造物および州立歴史公園に指定されています。
標高2550m 入園料$8 トイレ綺麗

ボディへの途中で見た塊になった羊の大群 とに角すごい頭数
矢印の羊飼いのおじさんと犬が数匹で誘導。
大群を拡大 帰りに見た時は周りの草を綺麗に食べ尽くし、群れはバラバラになっていました。畑の除草に苦労している我が家に一頭来てくれたらナ。でも無理、動物が苦手。
ボディの町の遠景 パンフレットによると"Wheaton&Luhrs Store"
学校 学校内部
机や椅子、ストーブ、地球儀。壁にはヨーロッパの地図が貼られて、黒板には分数の計算が書かれていました。
教会 教会内部 シェルガスポンプ
倒壊しそうな建物と使われていた道具 住居とレストランらしき建物
店内もそのまま保存されています。
 秤や電話機、樽等々。
店内 スパイスやコーヒ缶。缶コーヒーはまだなかったから多分豆で入っている?
古いトラック 金鉱会社跡

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マンモスレイク 6月21、22日

マンモスレイクのThe Village Lodge Mammothで2泊。スイートの1部屋内に2寝室2バスルーム、リビングルーム、ダイニングスペースと豪華なホテルでした。ここからマンモスレイク山、モノ湖、マンナザール日系強制収容所跡に行きました。

マンモスレイクで宿泊したホテル マンモス山へのゴンドラ乗り場前
マンモスのモニュメントがあるから大昔住んでいたのかな。
ゴンドラに乗って周辺の景色を眺めながら山頂へ 6~9月は山頂からマウンテンバイクで山下りが出来るとのこと。見るのを期待していましたが、今年は雪で覆われていてスキーヤーやスノボーダーが急斜面を駆け降りていました。
マンモス山からの景色
3,369メートルの山頂から、好天で暖かい陽ざしの中、ベンチに腰掛けて辺りの高い山々をしばし眺めていました。
アメリカ在住の中年の日本人の男性2人の方が下まで滑ると言っておられました。
絶景のパノラマ街道 395号線 食料品やお土産を買ったマンモスレイクのスーパー

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モノ湖

何とも不思議な別世界を思わせる景色です。シエラ山脈の東端に位置する高山性砂漠地帯のこの保護区は、奇怪な形をしたトゥファ(石灰華)の石塔群が湖面から突き出た塩分濃度の高い塩湖。
地下から湧き出す真水に含まれるカルシュムと湖の塩分が反応して石灰石の柱トゥファタワーが生成されています。

ゴツゴツした大きなトゥファタワー モノ湖は76万年前に形成されたと考えられている古代湖 広さ180km2
(琵琶湖 世界有数の古代湖 670km2 すぐ比較したがる滋賀県人)
白い大きな島がバオハ島、小さな黒い島がネジット島(最近噴火でできた島。最近と言っても随分前のよう)
湖に映るシェラネバダ山脈 湖岸のトゥファタワー群
ここは湖岸にモノ湖の名前の由来になった小さなハエが生息し、これを食べる渡り鳥の中継地になっている。

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マンザナール日系収容所跡

以前、テレビで 99年の愛「JAPANESE AMERICANS」を観て、戦時中差別と戦いながら苦境の中たくましく耐えた日本人の姿とスケールの大きな美しい映像に感動し、是非マンザナール日系収容所跡へ行きたいと思っていました。今回はDVDを出発前にも観ました。
途中ビショップの美味しいパン屋さんで昼食をとり、パノラマ街道国道395号線を南下しました。

人口4000人弱のビショップの有名なパン屋さん
Erick Schat's Bakkery
店中は満席のためオープンテラスで昼食。
暑かった!!ι(´Д`υ)アツィー
インデペンデンス
ビショップから60kmほど南下した人口500人程の小さな町
シェラネバダ山脈の景観が最も美しく見える場所。
インデペンデンスからのシェラネバダ山脈 インデペンデンスの町から車で5分ほどで マンナザール収容所の監視塔のレプリカが見えてきました。
入口の看板
MANZANAR WAR RELOCATION CENTER(マンザナール戦時轉住所)
ビジターセンター(歴史資料館)
1万人近いアメリカ在住の日本人が財産を没収された上、ここに収容されました。(1942年から1945年)
当時の生活がうかがえる展示品
木製の野球のベース、剣道着、下駄等々
収容されていた宮武東洋氏(後に所内の公式カメラマンとして許可)とアンセル・アダム氏によって撮影された記録写真の数々
収容所入口 警備小屋 学校跡 かっては消防署、野球場、教会、寺院、病院、食堂、孤児院、農場、果樹園、牧場、庭園、墓地などがありました。
標高1188mにあり、夏は38℃を越え、冬は氷点下に達し、強風と砂塵が頻繁に起こる場所です。
36ブロックに分けられ、そのうち居住区は24ブロックで1ブロックに14から16棟のバラックで長屋のような建物が建てられていたようです。
その他の所にあったアメリカの日系強制収容所も環境が悪く過酷な所だったようです。
復元されたバラック住居とウィリアムソン山
シェラネバダ山脈をバックに建立された慰霊塔
この時の気温は42℃で辛うじてここだけ車の外に出ました。
アメリカ本土48州で一番高いホイットニー山(標高4418m)を一目みたいとマサさんにお願いして。
マンナザールから少し車を走らせてもらいました。遥か向こうに見えました。

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タイオガパス 6月22日

Big Snowy Winterで1年前の2倍、2015の25倍の降雪量で除雪中のためタイオガロードはクローズ。帰国後の6月29日にOpen。1995年6月30日に次ぐ遅い記録とのこと。
前回はヨセミテバレーからToulumne Meadowsまでマサさんに連れてきてもらって少し歩きました。ここから10数分のところです。
今回は395号線から絶景のタイオガパスへ。シェラネバダ山脈で一番高い所にあるHight wayです。

ヨセミテ公園東ゲート タイオガパスentrance
標高 3030m
除雪関係の車両と作業員
道路わきの雪 雪の重みで壊れた屋根
ここから先はヨセミテバレー方面のタオガロードは閉鎖 雪に覆われたタイオガ湖と五連山
タイオガパスロードの地図 タイオガパスの近くにあるエレリー湖

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サンフランシスコ

6月23日 あぁ楽しかった旅も終盤。タイオガパス→395号線→再びソノラパスからサンフランシスコへ。
広大なアーモンド畑等の農地に囲まれたオークデールを通って、途中リバモアのアウトレットでショッピングを楽しみながらサンフランシスコに戻りました。お買い物ではいつもセンスがよく的確なアドバイスをしてくれる玉緒さんにお世話になっています。彼女は細やかな気配りの女性であり、また山登りのベテランです。

オークデールの町 道路の両側に広がるアーモンド農園
アーモンドの生産は、世界の約7割をカリフォルニア州が占めています。
食品加工工場(?)らしき建物 牽引農作物収穫機と言うのかな。
農業地域らしい。
金曜日16時30分 郊外の自宅に帰る車で混雑 サンフランシスコ到着
坂の町サンフランシスコ
LGBTの尊厳と社会運動を象徴する旗。
毎年6月最後の日曜日にパレードが開催されます。今年は明日(6/24)です。公の建物にもレインボーフラッグが掲げられていました。
アラモスクエアの7軒のビィクトリアハウス
(6月18日12時頃撮影)
19世紀頃建てられてビィクトリア様式の家並みと背後にある現代建築物の融合したアラモスクエアからの風景
街並みと外付けの非常階段 前回は坂の多いサンフランシスコの町をこのケーブルカーを利用したり、徒歩で息を切らして歩きました。
ロンバートストリート
急勾配で左右に8つのヘアピンカーブが続いています。前回来たときは車の通行を羨望の眼で眺めながら、脇の歩道を歩きました。
今回は車で下る!!名ドライバーマサさんが夢を叶えてくださいました。
サンフランシスコのシンボル ゴールデンゲートブリッジを少し歩くのが今回の希望でしたが、建物の向こうにある橋は霧で全く見えませんでした。日没は20時過ぎですが、18:20頃でこの暗さ。
6月18日 昼間に撮影したツインピーク 6月23日 ツインピークからの夜景は霧で霞んでいます。ピンボケではありません。

6月24日、マサさん・玉緒さんに見送られ、サンフランシスコ空港11:51発 関空には翌日15:15着に帰国しました。

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