滋賀のバアバのホームページです。
名所・旧蹟が多く、歴史の宝庫でもある近江の歴史探訪。伊吹山とその周辺の山野草・高山植物の数々。
70才の時、ヨセミテで出会ったマサさん・玉緒さんご夫妻の案内で行った大自然のアメリカ旅行記(ヨセミテ、グランドサークル、イエローストーン・グランドティトン)。
最近は膝痛で長時間の歩行は無理になり、月に1,2回主に車での移動による撮影に同行させて頂いています。

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近江の歴史探訪


イエロ-スト-ン/グランドティトン


グランドサークル


ヨセミテ(2012年)


ヨセミテ再訪・パノラマ街道395号

ふぉと旅

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滋賀の情景

奥伊吹にある五色の滝は地図に載っていない秘境の滝です。マイナスイオンたっぷり。 国の重要文化的景観に選定されている
奥伊吹の山村風景。
《海津大崎の桜並木》
日本のさくら名所100選です。
約800本のソメイヨシノがびわ湖岸を約4kmにわたり桜のトンネルをつくります。
琵琶湖に浮かぶ有人の沖島の港
《紅葉の徳源院の庭園》
(米原市清滝)
《東光寺の紅葉》(東近江市)
紅葉の隠れスポット
玄宮園から望む彦根城 湖面が穏やかなことから「鏡湖」とも呼ばれる余呉湖の冬の風物詩ワカサギ釣り

米原のお祭り

《春照八幡神社の5年に1度行われる太鼓踊り》
雨乞いのまつりで、寛文11年(1671)、干ばつに苦しめられた農民が始めたと伝えられています。
《上野の三之宮神社の5年に1度行われる太鼓踊り》
こちらも雨乞い祈願が始まりです。昼と夜に行われます。
《「日本三奇祭」として有名な筑摩神社の鍋冠祭》
黒い張子の鍋を冠った少女が、お旅所から神社まで練り歩きます。
《長沢 福田寺の公家奴振り》
二条家の姫君が福田寺へお輿入れの時の奴振りを再現。足の裏を見せずに優雅に歩くのが特徴です。
武家奴振りは各地に残っていますが、公家奴振りはここだけでしか見られません。
米原には他に山津照神社の武家奴、坂田神明宮の蹴り奴があります。

米原の古刹

《蓮華寺》 
開基は聖徳太子と伝えられ、1284年に一向聖人によって再建されました。
背後の山に自生するミツバツツジの満開が見事です。
鎌倉時代末期(1333年)、北条仲時以下432人が自害した地でもあり、時の住持の同阿上人が彼らに法名を与え、過去帳に登載したのが有名な『陸波羅南北過去帳』(国指定重要文化財)です。
《青岸寺》
室町時代の延文年間(1356年-1381年)、近江守護の佐々木道誉(京極高氏)によって創建。
築山林泉式枯山水の庭園は見事です。
《観音寺》 851年 - 854年、三修によって創建
長浜城主羽柴秀吉が寺の小僧をしていた石田三成を「三碗の才」で見出したことで有名な寺院です。
《徳源院》 京極家初代氏信の草創(1283)
京極家の墓所があります。第22代高豊公が1672年頃、散在していた墓碑を一カ所に集めて並べたとのことです。
《弥高護国寺(悉地院)》
673年に役の行者によって開山。746年泰澄によって再興。
《成菩提院》
815年に最澄が談議所(学問所)を建てたのが始まりで戦国時代多くの武将と関わりを持ち、資料室には書状などが展示されています。
《伊吹四大寺の一つ 長尾護国寺(惣持寺)》
651年慈照上人により開山。その後兵火、集落の大火により堂宇、文化財が焼失しましたが、災をまぬがれた毘沙門さま2躰は平成元年新たに建立された毘沙門堂に安置されています。(写真をクリックすると大きくなります)
福田寺
683年に創建されたと伝えられる息長氏の氏寺で息長寺と号しました。1339年長浜市布施町から米原市長沢に移されました。

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伊吹山・奥伊吹の花

(コメントは多くの方の出版物を参考にさせていただき、記載しました。)

《伊吹のお花TOP》

夏の山頂付近のお花畑(7月末から8月末)

山頂駐車場~西遊歩道~山頂~東遊歩道~山頂駐車場に咲いていた花の一部です。伊吹山全山で1200種以上の植物が分布していると言われています。

イブキトラノオ(伊吹虎の尾)
日本では伊吹山で最初に発見されたのと花穂を虎の尾に例えています。
クガイソウ(九蓋草)
葉は通常4~6枚輪生して階段状です。
ルリトラノオ(瑠璃虎の尾)
伊吹山のお花畑にのみ生育。葉のつき方が対生。クガイソウとは葉のつき方で区別。
クサフジ(草藤) キバナノレンリソウ
(黄花の蓮理草)
ヨーロッパ原産。伊吹山に織田信長がポルトガル人に命じて薬草園を作らせた時に入ってきたとのことです。
ヨツバヒヨドリとアサギリマダラ
(四葉鵯)
キク科フジバカマ属 海峡を渡る蝶 アサギマダラが密を吸っているところ。
イブキフロ(伊吹風露)
花びらの先が3裂し、歯車のように見えます。ゲンノショウコの仲間。
ハクサンフウロ(白山風露)
伊吹山が分布の南西限。蕾や茎にうぶ毛がありません。
ヒメフウロ(姫風露)
石灰岩地を好む小さな花
アカショウマ(赤升麻)
根茎が赤みを帯びることから
キバナカワラマツバ
(黄花河原松葉)
カワラマツバ(河原松葉)
葉が松葉に似ている所から
クサボタン(草牡丹)
カールした花びら。牡丹の葉に似た葉。
メタカラコウ(雌宝香)
根に香りがあります。
キンミズヒキ(金水引)
バラ科(ミズヒキはタデ科)
サラシナショウマ(晒菜升麻)
若菜を茹でて水に晒せば食べられるのが命名の由来。
クルマバナ(車花)
茎の周りを囲む花を車輪に例えて。
オオバギボシ(大葉擬宝珠)
つぼみの形が橋の欄干等につけられる擬宝珠に似ることから。
シモツケソウ(下野草)
山頂付近の広範囲をピンクに彩ります。
シュロソウ
茎の根元にシュロの線維を思わせるものがつくのが名前の由来に。
ツリガネニンジン(釣鐘人参)
根茎が高麗人参に似て漢方薬として使うようです。
ウバユリ(姥百合)
花が満開になる頃には葉が枯れてくる事が多く、歯(葉)のない「姥」に例えて。
ヤマホタルブクロ(山蛍袋) シシウド(猪独活)
茎葉がウドに似ているが硬くて猪が食べるのに適しているからだとか。
カワラナデシコ(河原撫子) イブキトリカブト(伊吹鳥兜)
花姿からの命名。猛烈な毒草
オトギリソウ(弟切草)
「平安時代の鷹匠兄弟の伝説」鷹の傷を治す家伝薬の秘密を弟が他人に漏らし、怒った兄が弟を切り殺しました。この秘薬がオトギリソウから作られていたとのことです。
ウツボグサ(靭草)
花穂の形が弓矢を入れる靭(ウツボ)に似ていることから。
コイブキアザミ(小伊吹薊)
石灰岩地に適応。伊吹山でしか見ることができません。
ツルニンジン(蔓人参)
根茎が高麗人参に似ているから。

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6月20日(2016)の西遊歩道

4年ぶりに歩く西遊歩道。6月に訪れるのは初めてです。獣害が年々拡大していると聞いていましたが、防獣網が張り巡らされ、ゲートを開けて登っていきます。ネットの外の山肌が荒らされているのはシカ・イノシシ?西遊歩道は道幅は広くなだらかですが、4年前とは脚力低下のせいか2本足+1本(杖)にもかかわらず石灰石ゴロゴロの砂利道は少し歩き難かったです。

防獣ゲート 開けたら閉めるです。
看板の吹き出し。鹿のママ「高山植物は栄養があっておいしいなぁ。家族の数も増えてきたし、食べつくしてしまうよ。」
ネットの外の荒れた山肌。
石灰石ゴロゴロの砂利道。(写真のようなところばかりではありませんが) イブキハタザオorハクサンハタザオ ヒヨクソウ
マムシグサ
比較的よく見ました。シカが好まないのかな。
クサタチバナ クサタチバナの群生
シカが好まないようです。
グンナイフウロ カノコソウ
ノミノツヅリ ウマノアシガタ ハナヒリノキ
イブキシモツケソウ イブキノエンドウ ノリウツギの蕾
キバナノレンリソウ シモツケソウの蕾 1cmぐらいの青みがかったきれいな昆虫。
イブキガラシ キバナノハタザオ ノアザミ
ミヤマコアザミはまだ見られませんでした。
山頂に咲いていたので日本タンポポかと期待しましたがやはり西洋タンポポでした。 ニッコウキスゲ
山頂で見たたった一株。まだ咲いていないのはネットで覆って保護されていました。
コバノミミナグサ
コナスビ イブキトラノオ
遥か向うに1本
伊吹山は約3億年前に噴火した海底火山であったとされています。山頂は石灰岩が露出しています。 友人によるとこのように丸みをおびた浸食は風雨によるものではなく、海蝕甌穴で伊吹山が海底にあった証であるとのことです。
伊吹山ドライブウェイの道路脇にある湧水 「金明水」
これより上には水場はないとのことですが、石灰岩層は山肌に降った雨などを浸透させ、伊吹山の麓には石灰岩層から抽出されたカルシウム分などミネラルを多く含む湧水が豊富です。(写真は2014年10月撮影)
水は毎日トラックで何回か運び上げているようです。(山頂駐車場)
ここより上の山頂の売店では水はどのように確保しているのかしら。トイレは循環式だそうです。

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春の3合目と林道のお花

オドリコソウ(踊り子草)
花の形が笠をかぶった踊り子の姿ににていることから。
キムジロ(雉蓆)
広がる葉が雉が座るムシロのようだからそうです?
ボタンネコノメソウ
(牡丹猫の目草)
種のようすが猫の目に、葉はやや牡丹に似ていることから。
ヒメハギ(姫萩)
ヒメハギ科ヒメハギ属
名前の由来は花がマメ科のハギに似ているから。
ホタルカヅラ(蛍蔓)
緑の中に鮮やかな瑠璃色の花が咲く様子をホタルに例えたことから。花後、茎が蔓上に地を這い根をおろします。
フデリンドウ(筆竜胆)
茎は1本でその先にいくつもの花をつけます。
コメガヤ(米萱)イネ科 ミミナグサ(耳菜草)
名前の由来は葉がネズミの耳に似ているから。日本在来種。
キランソウ(金瘡小草)
草むらに咲き広がる様子が織物の金襴の切れ端のように見えることからとか。
ウラシマソウ(浦島草)
花から伸びた細いヒモのようなものが浦島太郎の釣り竿の糸のように見えることから。
ハナイカダ(花筏)
葉の上に花が咲きます。
オオタチツボスミ
(大立坪菫)
ギンラン(銀欄)
林道から少し入ったところにひっそり咲いていました。
ツクバネウツギ(衝羽空木)
萼片がはねつきのツクバネに似て、枝が中空になっているから空木と言うようです。
アマドコロ(甘野老)
根がヤマノイモ科のトコロ(野老)に似て噛めば甘味があるようです。

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春の奥伊吹

セツブンソウ(節分草)
旧暦の節分の頃に咲くことから。この頃には群生地の大久保ではセツブンソウふれあい祭が開催されます。
セツブンソウの花後、種子ができ上手くいって咲くまでに最低3年はかかるとおっしゃてました。また、害虫に弱いとか。 スズシロソウ(清白草)
清白はダイコンの昔の呼名。ダイコンと同じアブラナ科で花も似ているが草です。
ミヤマカタバミ(深山傍食)
日が陰ると花と葉が閉じるのでその様子「片喰み」から。
イチリンソウ(一輪草)
一株から花は一輪
ニリンソウ(二輪草)
一株から二輪の花が出ることから。一輪の花は目立たないとか。写真も一輪は小さな蕾です。
アマナ(黄花の甘菜)
球根を煮て食べると、甘いから。
カタクリ(片栗) スハマソウ(州浜草)
葉が州浜紋に似ることから。
アズマイチゲ(東一華)
一本の茎に一輪の花が咲きます。
キクザキイチゲ(菊咲一華) ムラサキケマン(紫華鬘)
仏具の華鬘に似ることから。
アオイスミレ(葵菫)
葉が葵の形をしています。
カテンソウ(花点草)
雄花の花粉が花の点のようだから。まだ蕾で良く分かりません。
イカリソウ(碇草)
花が船の碇ににているから。

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